【前腕】右橈骨遠位端骨折(関節内骨折)

60代男性。

ゴルフ場にて土手でボールを拾う際に、つまづき前のめりに転倒する。

右手掌を衝くと同時に、両膝を強打し、負傷した。

同日、当院に来院する。

腫脹、運動痛、機能制限、そして舟状骨、及び右橈骨遠位端に疼痛を訴える。

更に、骨膜反応、限局痛を認める。

直ちに超音波検査を行う。

応急処置として、徒手整復、そしてプライトンギプス固定を施す。

精査の為、近医にてx-p及びCT検査を依頼する。

X線像では、明らかな転位、骨折線は認められない(図1)。

CT画像では、右橈骨遠位端関節内に骨折線が認められる(図2、図3、図4)。

右前腕骨骨折(関節内)と判明する。

同医より後療依頼される。

鋭意加療中。

受傷直後X線像
図1 受傷直後X線像
受傷直後CT画像1
図2 受傷直後CT画像1
受傷直後CT画像2
図3 受傷直後CT画像2
受傷直後CT画像3
図4 受傷直後CT画像3