【手関節】大菱形骨骨折(レントゲンで判断しにくい症例)

ほうきと塵取りを持って道路を掃除中に自転車と接触し、ほうきを持ったまま転倒し負傷した。

右手首を捻挫したのかと判断し、自分で湿布を貼って様子を見ていたが、腫れと痛みが軽減せず翌日当院に来院した。

疼痛、腫脹、機能制限を認め、舟状骨および大菱形骨部に圧痛を認める。

近医にてレントゲンとCT検査の精査を依頼する。

X線像では骨折の判断は困難であるが、CT画像にて骨折を認める。

x-pで骨折が認められなくとも、臨床的に疑わしいときはCT検査を考えることも必要である。

X線像1
図1 X線像1
X線像2
図2 X線像2
CT画像1
図3 CT画像1
CT画像2
図4 CT画像2
CT画像3
図5 CT画像3