高校球児。
ベースランニング中にバランスを崩して負傷。
前医にて、股関節唇損傷を指摘され、加療されるも疼痛軽減せず、当院に来院。
疼痛(+)、運動痛(+)、軸圧痛(-)、叩打痛(-)、関節可動域制限、機能制限残存、内転負荷時の著明な疼痛を訴える。
内転筋損傷の疑いの為、股関節ベルト、及びテーピングでの免荷処置を施す。
近医にてMRI精査を依頼。
MRI画像にて、股関節内側の内転筋または恥骨筋の筋断裂と判明(図1)。
左鼠径部において恥骨筋または内転筋の一部に筋断裂が認められている。
股関節に異常所見が認められていない。
骨折を疑わせる異常所見は認められていない。
同医師より後療依頼される。
鋭意加療中。