【総合事業 通所型サービスA】トレーニングの流れ

トレーニングの所要時間は、約1時間30分を目安とします。

トレーニングの流れのフローチャートを示します。

トレーニングの流れ
もくじ

問診・バイタルチェック

「問診」では、利用者様の表情や言動を確認し、現在の健康状態を確認します。

「バイタルチェック」では、利用者様の体温・血圧・脈拍数などを記録します。

利用者様自身が体調不良を訴えている」、または「運動すべきでない」と運動指導者が判断した際は、「運動の休止・コンディショニング、ストレッチのみ」など臨機応変に対応します。

必要があれば、適切な医療機関への受診を勧めます。

ウォームアップ

運動の準備段階として、15分程度の「ウォームアップ」を行います。

「ウォームアップ」では、ストレッチング軽運動を行い、身体を温め血行を促進し関節可動域を広げます。

「ウォームアップ」は、筋力トレーニングを実施する為の大切な準備運動です。

「ウォームアップ」を怠ると、トレーニング中のケガにつながる危険性が高くなります。

「ウォームアップ」の重要性は、利用者様にしっかりと説明します。

筋力トレーニング

筋力トレーニングの所要時間は、30分程度を目安とします。

筋力トレーニングでは、利用者様の体力に応じて実施します。

実施する筋力トレーニングは、「レジスタンストレーニング」と「機能的トレーニング」の2種類です。

レジスタンストレーニング」は、筋力や筋持久力向上を目的とする負荷をかけた筋力トレーニングです。

例えば、スクワット(もしくは椅子スクワット)、お尻の筋を鍛えるチューブヒップアブダクションなどです。

機能的トレーニング」は、「レジスタンストレーニング」で筋力や筋持久力が向上した身体を実生活で効果的に使いこなす為の身体づくりです。

例えば、転倒せず安全に段差を昇降することを目的とした身体づくりを行う際は、ステップアップ台を用いたトレーニングなどを行います。

利用者様の目標に対して、適した種目を選択します。

種目の選択は、利用者様の体力によって大きく異なります。

クールダウン

「クールダウン」は、筋力トレーニングで興奮状態になった身体を静め、心身をリラックスさせる目的で行います。

翌日の疲れを残さない為にも、「クールダウン」は必要です。

「クールダウン」では、主にストレッチングを行います。

コンディショニング

コンディショニング」では、骨格アライメント(骨や関節の並び方)の調整、及び適切な姿勢(座り方や立ち方)などをお伝えします。

骨格アライメント(骨や関節の並び方)を調整し、身体全体のバランスを整える事で、安全かつ効果的なトレーニング実施の助けになると考えています。

不適切な姿勢でトレーニングを行うと、身体の特定の場所に不必要なストレスが加わり、トレーニング効果が軽減するどころか新たな痛みを引き起こす可能性があります。

トレーニングが原因でケガをしてしまう事は本末転倒であり、絶対に避けなければいけません。

そして、適切な姿勢でトレーニングを行う事は、ケガのリスクを抑えつつ、トレーニング効果が最大限発揮できると考えています。

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