【ロコモティブシンドローム】ロコモと姿勢について考えてみました

ロコモ(ロコモティブシンドローム:運動器症候群)、及びロコモ予備軍は、加齢に伴い、運動器の機能低下による要介護状態等のリスクが高まります。

ロコモ、及びロコモ予備軍は、推定4700万人に達し、新たな国民病と危惧されております。

加齢と生活習慣による衰えが原因で始まります。

何でもない段差につまづいたり、滑ったりして骨折、捻挫、打撲等の外傷を引き起こす危険があります。

ロコモは、以下の症状が現れる可能性があります

  1. 階段の昇降や起居動作時の膝の痛み(特に階段を降りる際に膝痛を訴える方は注意が必要です)
  2. 前かがみや反り返り、起床時の腰の痛み
  3. 膝の伸びの良くない方(床で膝を伸ばした時に膝裏が畳や床に着かない場合)
  4. 膝関節の変形を伴う方(軟骨のすり減り)
  5. 筋力低下と骨格バランスの変化による支持性の低下
  6. 神経系の反射低下からくる支持性の低下
  7. ちょっとした段差で転倒したり、つまづき、骨折、捻挫、打撲等の既往歴のある方

正しい姿勢の意識付けでロコモ予防を行いましょう

ロコモ対策の一つとして、正しい姿勢の意識付けが大切です。

座る姿勢が適切でないと、脳が不良姿勢を覚えてしまいます。

不良姿勢は、思わぬところで身体に負担をかけ、身体の痛みを引き起こしてしまう可能性があります。

正しい座り方を徹底することで常に良姿勢でいられ、ロコモ対策になると考えております。

パソコンやデスクワークを続けて2時間以上行う場合は、30分に一度は席を立ち、背伸びや肩周りのストレッチをおすすめします。

イスに座る姿勢は、肩甲骨を背骨に引き寄せる意識をもち、骨盤(坐骨)を直角に立てます。

立ち上がった時の姿勢も肩甲骨を背骨に引き寄せる意識を持ちます。

さらに歩行の際には、可能であれば、歩幅を大きくし、体重移動は、踵、足底の外側、そして足の第1趾(親指)で蹴って歩くことを推奨します。

また、両腕をしっかり振ることも大切です。

適切な身体の使い方を徹底し、ロコモ予防を行っていきましょう。

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